中高年必見! 福祉業界への転職を考える

30代以降の中高年に、福祉業界(特に障がい福祉)への転職をすすめるブログです。私自身の福祉業界での経験をもとに、皆さんへ転職活動の参考にしていただければと思います。

【転職】障がい者支援施設の「就労継続支援B型」って、どんな仕事するの?


 

こんにちは、カメちゃんです。

 

前回は、「就労継続支援A型」について書きました。

 

今回は、「就労継続支援B型」です!

 

A型とB型、なんともまぎらわしい名称ですね。

 

もう少し、違いが分かりやすい名称が無かったのか、と感じてしまいます。

 

でも、障がい福祉業界では、「A型」「B型」で通じますから、浸透していますね。

 

就労継続支援B型とは?

基本的な意味合いは、「就労継続支援A型」と同じです。

 

一般企業に雇用されることが困難な障がい者に対して、就労や生産活動にかかわる機会を提供し、知識や能力の向上をはかるための支援をおこなうところです。

 

と、まぁ基本は「A型」と同じなんですが、一つ大きな違いがあります。

 

それは、「A型」が施設と雇用契約を結んでいるのに対し、「B型」は施設と雇用契約を結びません

 

ですから、「B型」に通所している障がい者は、最低賃金がある給与ではなく、作業に対する賃金として安い工賃をもらっているのです。

 

「就労継続支援A型」

・施設と雇用契約を締結

・収入は、労働法に定められた最低賃金以上

 

「就労継続支援B型」

・施設と雇用契約締結しない

・収入は、作業から得られた工賃(月平均1~2万円)

 

雇用契約を結んでいる結んでいない収入の面、で大きな違いがあります。

 

それは、施設に通所している障がい者の対象が違うからです。

 

「A型」に通っている障がい者は、一般就労をめざすくらいの比較的軽度な障がい者が多いのに対し、「B型」に通っている障がい者は、内職的な仕事であれば何とか作業できたり、施設に通って生活リズムをつけることを目的としている障がい者が多いです。

 

「B型」に通っている障がい者は、一般就労をめざして訓練を受ける、というよりは、毎日作業することを通して、生活リズムを整えることを目的としている方々が多い傾向にあります。

 

障がいの程度としては、軽度~中度くらいの方々が「B型」を利用している印象です。

 

職員として、B型でどんな仕事をするの?

通所している障がい者は、毎日朝から夕方まで、施設で作業に取り組みます。

 

B型施設職員として、通所してくる障がい者の体調や様子をチェックし、障がい者が作業しやすいようにその準備などをおこないます。

 

そして、作業中はその仕事がきちんとできているのか、一緒に作業しながらチェックしていきます。

 

落ち着かなかったり、こだわりがあって配慮しなけれればならない障がい者など、いろいろなケースがあるので、職員として柔軟に対応していく必要があります。

 

通所している障がい者も慣れた場所なので、そう何度も大きな問題が起きたりはしません。

 

施設に通所して生活リズムを整える、ということが目的となっている障がいが多いので、日々変わったことがないか、を障がい者とふれあう中で見つけるよう心掛けてください。

 

転職先として、おすすめできる?

転職先として、「就労継続支援B型」はおすすめしたいです。

 

障がい者も人それぞれなので、その障がい特性や病状もいろいろあります。

 

それらを毎日の支援のなかで、変わったことがないか、困ったことはないか、など気づいてあげる必要があります。

 

障がいの程度も、軽度~中度の方が多いので、比較的支援もしやすいです。

 

毎日、顔を合わせるわけですし、慣れれば信頼関係も築けるようになり、職員としての仕事もしやすくなります。

 

障がい者のなかには、まれに一般就労を目指せるくらいの方もおられますが、多くは、B型施設に通うことで生活リズムを整えよう、という方々なので、職員として、気さくに変なプレッシャーなく接すればいいと思います。

 

また、日勤での勤務であり、自分の予定も立てやすい職場です。

 

たまに、イベントなどで施設外へ遠足のような感じで、休日に出かけたりもします。

 

そうなれば、平日に代休となります。

 

働いている職員さんも、比較的どこの施設も、おだやかな人が多いな、という印象が強いです。

 

人間関係、気になりますからね。

 

福祉関係の中でも、「B型」施設は、あまり雰囲気悪いというのは見ない気がします。

 

だから、転職先として、「就労継続支援B型」はおすすめしたいです!

 

さいごに

障がい福祉施設のなかに3つの「就労系」施設があります。

 

「就労移行支援」

 

「就労継続支援A型」

 

「就労継続支援B型」

 

どれも、障がい者の就労に対する目的がはっきりしており、職員としてもやりがいのある仕事となります。

 

今回書かせてもらった「就労継続支援B型」は、就労系ではあるけど、はたらくというよりは、毎日通うことが大事、という施設になります。

 

そういったとことろで職員として転職・仕事できたら、非常にやりがいが持てると思います。

 

また、3つの「就労系」施設のなかでも、「就労継続支援B型」の施設の数がだんとつに多いのです。

 

「就労移行支援」や「就労継続支援A型」に比べて、求人数も多いのではないでしょうか。

 

前回書きました「A型」施設よりも、悪質な会社はあまり聞いたことがありませんし。。。

 

仕事のやりがい、働きやすい勤務体系、職員の質の面、などを考えると、是非とも転職先の候補として考えてはどうでしょうか。

 

「就労継続支援B型」はおすすめできる転職先です!

 

 

今回も、最後までお読みくださりありがとうございました!!