中高年必見! 福祉業界への転職を考える

30代以降の中高年に、福祉業界(特に障がい福祉)への転職をすすめるブログです。私自身の福祉業界での経験をもとに、皆さんへ転職活動の参考にしていただければと思います。

【転職】障がい者支援施設の「就労継続支援A型」って、どんな仕事するの?

こんにちは、カメちゃんです。

 

前回は、「就労移行支援」施設について書きました。

 

今回は、おおきく3種類ある「就労系」施設の二つ目、「就労継続支援A型」について、説明していきたいと思います。

 

じつは、B型っていうのもあるので、それはまた別で説明したいと思います。

 

今回は、A型から!

 

 

就労継続支援A型とは?

一般企業に雇用されることが困難な障がい者に対して、就労や生産活動にかかわる機会を提供し、知識や能力の向上をはかるための支援をおこなうところです。

 

つまりは、一般企業ではたらくのは難しい障がい者に、施設に通ってもらい、そこでいろいろな仕事をして、どのような仕事ができるのか見ながら、最終的には一般就労できるようにサポートする施設です。

 

「就労継続支援A型」は、利用する障がい者とその施設とで雇用契約を結んで、障がい者に仕事をしてもらいます。

 

ですから、最低賃金に定められた給与が、障がい者へ支払われるわけです。

 

いろいろな特性をもった障がい者がおられるので、その障がいや病状に合わせて、障がい者の働く時間や担当する仕事も配慮しながら、就労継続支援A型の職員はサポートしていくことになります。

 

障がい者が就労継続支援A型で働いた経験をもって、ゆくゆくは一般就労へ向けてステップアップできるよう、職員が支援していくのです。

 

就労継続支援A型は、障がい者と施設とで雇用契約を結ぶわけですから、利用する障がい者労働者として取り扱われるのです。

 

職員は、労働者としての障がい者を監督したり、作業の向上をめざしたりして支援していくことになります。

 

就労継続支援A型職員は、どんな仕事するの?

施設によって、障がい者におこなってもらう仕事(作業)は様々あります。

 

内職関係、部品の組立作業、商品の検品作業、パンなどの食品関係の仕事、農作物を育てる仕事、商品を売る接客の仕事 などなど。

 

施設が障がい者にしてもらう仕事は、上に挙げただけでもいろいろあります。

 

就労継続支援A型の職員は、これらの仕事に取り組む障がい者に、効率よく仕事がすすむように準備したり、仕事がしやすい環境をつくってあげます。

 

また、障がい者の作業を監督したり見守ったり、一緒に作業に取り組んだりもします。

 

障がい者同士のいざこざやケンカなどもたまに起こるので、みんなが仕事しやすいよう話し合いをしたり、解決のため相談したりします。

 

障がい者はそこで、一般的に朝から夕方まで仕事(作業)するので、その時間帯、職員はサポートします。

 

一般就労をめざせる障がい者が現れたときは、次の就労先の確保に動いたり、ハローワークに同行したりもします。

 

転職先として考えたら、A型はどうですか?

障がい者がはたらくための支援と、その訓練の手助けがメインとなるので、非常にやりがいのある仕事です。

 

時間帯も日勤ですので、自分の予定も立てやすいです。

 

利用されている障がい者は、一般就労をめざしており、また雇用契約を結ぶくらいの能力をもっている方たちなので、軽度な障がい者が多いです。

 

こちらからの指示も理解してくれやすく、会話も問題ないです。

 

障がい者個々の特性をつかんで接する必要がありますが、一緒に作業することで、信頼関係も得やすいのではないでしょうか。

 

ですから、転職するうえで、「就労継続支援A型」を選ぶのはおすすめできます!

 

しかし、注意があります!

転職先として、就労継続支援A型は、おすすめできる障がい者支援施設です。

 

ただ、注意すべき点があります。

 

それは、国の補助金目当てで、就労継続支援A型の事業に参入してきた会社が数年前、けっこうありました。

 

福祉業界とは全く縁の無かったところが、急に就労継続支援A型を開設し、とにかく障がい者の理解や特性、その支援方法なども知らぬままで事業展開していたのです。

 

そういう事業所は、「障がい者第一」ではなく、「お金第一」なので、非常に障がい者支援の質が低く、また職員の質も低いのです。

 

近年では、補助金も当時ほどのお得感がなくなり、そのような悪質な事業所の新規参入は減りましたが、きちんと「福祉事業」として展開しているか見極める必要があります。

 

募集している法人・会社が、きちんと福祉事業を展開しているのか、応募の前にホームページなどを見て確認したほうがいいと思います。

 

たまに、全くべつの業種の会社が、ぽつんと就労継続支援A型をしていたりするので、事前にチェックしたほうがいいです。

(会社が、障がい者雇用などを考えて展開している場合もあるので、その場合はOKです)

 

さいごに

障がい者の就労支援のためにはたらく「就労継続支援A型」は、その目的もはっきりしており、非常にやりがいのある施設です。

 

仕事も、休日勤務もほぼなく、残業もさほどないようです。

 

日勤なので、自分の予定もたてやすいと思います。

 

就労継続支援A型」は、私もおすすめできる転職先です!

 

ただ、その施設がきちんと「福祉業」として事業展開しているのか確認だけしておいてください。

 

施設も職員も質の悪い会社へ、転職してしまったらヘコみますのでね。。

 

 

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!