【転職】障がい者支援施設の「施設入所支援」って、どんな仕事するの?
私は、障がい福祉施設への転職をすすめています。
今回は、「施設入所支援」の仕事について書きます。
施設入所支援とは?
施設に入所している障がい者に対して、おもに入浴、排泄、食事の介護などを提供します。
障がい者の種別でいうと、「身体障がい者」の施設と「知的障がい者」の入所施設があります。
「精神障がい者」の入所施設は無いと思ってもらっていいです。
なぜなら精神障がい者は、服薬で病状を管理しながら生活している人が多く、大半が自宅での生活をおくっているからです。
一人暮らしができなかったり、家族の介助があっても生活がおくれないレベルになったら、「施設入所」ではなく「病院入院」となります。
ですから、障がい者の「施設入所」となると、「身体障がい者」か「知的障がい者」の2種類の施設となります。
なぜ、障がい種別ごとに入所施設が分かれているの?
「3種類の障がいを分けることなく、障がい者を支援しないとダメなのでは」と、思われる方もいると思います。
おもに、「身体障がい者」と「知的障がい者」の入所施設があると書きました。
どんな障がい者が利用しているのか、違いをあげてみたいと思います。
「身体障がい者の施設」
・車イスを利用する人、視力に障がいがある人、からだにマヒがある人 など
「知的障がい者の施設」
・自宅で介助するには大変な重度な知的障がい者、ある事にこだわりが強い人 など
それぞれ、障がい者の特性がまったく違うので、施設の作りや職員の体制もそれに合わせる必要があります。だから、その障がい者ごとに分けて、入所施設を運営しているのです。
ぶっちゃけ、仕事はどんな感じ?
入所施設は、自宅での生活が難しくなった障がい者が利用することが多いので、やはり、重度な「身体障がい者」や「知的障がい者」が入所しています。
どちらの種類の施設で働くにしても、少しは「障がい者」を理解していることが必要となります。
といっても、難しいことではなく、「障がい者を差別してはいけない」、「障がい者が思っているような行動をしなくても、根気よくその人の特性をみながら支援する」などです。
特に、「知的障がい者」の施設では、障がい者の方も支援する職員のことをよく見ており、職員によって態度を変えたりします。
必要以上にせまってきたり、ずっと見つめてきたり、叩いてきたり、などいろんな態度をとってきます。
アザが出来るほど、叩かれたりすることもあるのです。(もちろん、支援する職員は叩きかえしたりしてはいけませんよ!)
体力や根気が必要です。
また、「入所施設」はそこで生活しているわけなので、夜間の泊まり勤務も交代であります。
男性も女性も関係ありません。
勤務時間が変則なので、そういう意味でもやはり体力が必要です。
やっぱり大変?
ずばり、重度な障がい者の方が生活している「入所施設」は、やっぱり大変である印象が強いです。
職員の入れ替わりも多く、職員数も少ない傾向なので、勤務シフトも希望通りいかなかったりします。
体力も使いますしね。
いいところは?
夜勤などがある分、給与が高かったりします。
また、運営している会社は、福祉に関して経験豊富なところが多いので、職員教育や仕事の運営、地域からの信頼も高いです。
しっかりした母体の会社が多いですね。
そのようなところへ転職して経験すれば、十分な福祉知識を得ることができますし、更なるステップアップも目指せます。
さいごに
障がい福祉分野の仕事で、一番たいへんな職場であります。
が、その分、障がい福祉の経験値がアップするし、ステップアップしやすいです。
採用には、福祉経験や資格を求められますが、どことも福祉人材が少ないので、福祉に対する思いを面接で伝えれば、大丈夫だと思います。
最後まで、読んでくださってありがとうございました!