中高年必見! 福祉業界への転職を考える

30代以降の中高年に、福祉業界(特に障がい福祉)への転職をすすめるブログです。私自身の福祉業界での経験をもとに、皆さんへ転職活動の参考にしていただければと思います。

【転職】障がい者支援施設の「施設入所支援」って、どんな仕事するの?

 

私は、障がい福祉施設への転職をすすめています。

 

今回は、「施設入所支援」の仕事について書きます。

 

 

施設入所支援とは?

施設に入所している障がい者に対して、おもに入浴、排泄、食事の介護などを提供します。

 

障がい者の種別でいうと、「身体障がい者」の施設「知的障がい者」の入所施設があります。

 

「精神障がい者」の入所施設は無いと思ってもらっていいです。

 

なぜなら精神障がい者は、服薬で病状を管理しながら生活している人が多く、大半が自宅での生活をおくっているからです。

 

一人暮らしができなかったり、家族の介助があっても生活がおくれないレベルになったら、「施設入所」ではなく「病院入院」となります。

 

ですから、障がい者の「施設入所」となると、「身体障がい者」か「知的障がい者」の2種類の施設となります。

 

なぜ、障がい種別ごとに入所施設が分かれているの?

 

「3種類の障がいを分けることなく、障がい者を支援しないとダメなのでは」と、思われる方もいると思います。

 

おもに、「身体障がい者」と「知的障がい者」の入所施設があると書きました。

 

どんな障がい者が利用しているのか、違いをあげてみたいと思います。

 

「身体障がい者の施設」

 ・車イスを利用する人、視力に障がいがある人、からだにマヒがある人 など

 

「知的障がい者の施設」

 ・自宅で介助するには大変な重度な知的障がい者、ある事にこだわりが強い人 など

 

それぞれ、障がい者の特性がまったく違うので、施設の作りや職員の体制もそれに合わせる必要があります。だから、その障がい者ごとに分けて、入所施設を運営しているのです。

 

ぶっちゃけ、仕事はどんな感じ?

入所施設は、自宅での生活が難しくなった障がい者が利用することが多いので、やはり、重度な「身体障がい者」や「知的障がい者」が入所しています。

 

どちらの種類の施設で働くにしても、少しは「障がい者」を理解していることが必要となります。

 

といっても、難しいことではなく、「障がい者を差別してはいけない」、「障がい者が思っているような行動をしなくても、根気よくその人の特性をみながら支援する」などです。

 

特に、「知的障がい者」の施設では、障がい者の方も支援する職員のことをよく見ており、職員によって態度を変えたりします。

 

必要以上にせまってきたり、ずっと見つめてきたり、叩いてきたり、などいろんな態度をとってきます。

 

アザが出来るほど、叩かれたりすることもあるのです。(もちろん、支援する職員は叩きかえしたりしてはいけませんよ!)

 

体力や根気が必要です。

 

また、「入所施設」はそこで生活しているわけなので、夜間の泊まり勤務も交代であります。

 

男性も女性も関係ありません。

 

勤務時間が変則なので、そういう意味でもやはり体力が必要です。

 

やっぱり大変?

ずばり、重度な障がい者の方が生活している「入所施設」は、やっぱり大変である印象が強いです。

 

職員の入れ替わりも多く、職員数も少ない傾向なので、勤務シフトも希望通りいかなかったりします。

 

体力も使いますしね。

 

いいところは?

夜勤などがある分、給与が高かったりします。

 

また、運営している会社は、福祉に関して経験豊富なところが多いので、職員教育や仕事の運営、地域からの信頼も高いです。

 

しっかりした母体の会社が多いですね。

 

そのようなところへ転職して経験すれば、十分な福祉知識を得ることができますし、更なるステップアップも目指せます。

 

さいごに

障がい福祉分野の仕事で、一番たいへんな職場であります。

 

が、その分、障がい福祉の経験値がアップするし、ステップアップしやすいです。

 

採用には、福祉経験や資格を求められますが、どことも福祉人材が少ないので、福祉に対する思いを面接で伝えれば、大丈夫だと思います。

          

 

最後まで、読んでくださってありがとうございました!