【転職】障がい者支援施設の「就労移行支援」って、どんな仕事するの？

 

こんにちは、カメちゃんです。

障がい者支援施設への転職をめざすため、いろんな種類がある障がい福祉サービスの施設を一つずつ説明していきたいと思います。

今回は、「就労移行支援」というサービスを提供する障がい者施設です。

何となく、言葉をみて「就労」関係だな、っていうのは分かると思います。

障がい者を支援するサービスで「就労」は、ここ数年、国も力を入れている分野なのです。

そして、今後も継続して、就労分野に力を入れていくことでしょう。

就労移行支援とは？

「就労移行支援」とは、実際に障がい者が事業所で作業したり、企業で実習をしたりしながら、この活動を通して仕事に就くために必要な知識や能力の向上をはかる訓練をおこなう支援のことです。

就労をめざす障がい福祉サービスは、おもに３つあります。

「就労移行支援」

「就労継続支援A型」

「就労継続支援B型」

の、３種類があります。

上から順に、一般就労へつながる可能性が高い障がい者が利用しています。

つまり、「就労移行支援」施設を利用している障がい者は、一般就労をめざせるくらい、軽度な障がい者が利用しているのです。

「就労移行支援」施設に通っている障がい者は、訓練を受けながら少額ですが、その訓練分の収入としての工賃をもらっています。

施設に通う障がい者は、いづれは職に就いて収入を得たい、と頑張っています。

また、収入も大事ですが、障がい者の社会参加という意味でも、重要な施設になっています。

転職先に「就労移行支援」施設はあるのだろうか？

就労関係の障がい福祉施設は、障がい者が仕事に就くことをめざすため、国も非常に力を入れている分野です。

ただ、転職や就職を探したとき、あまり「就労移行支援」施設というのは目に入ってきません。

施設（事業所）の数としては、「就労継続支援B型」施設がだんぜん多いのです。

「就労移行支援」を単独でやっている事業所はあまりない印象です。

単独で運営している事業所もあるのですが、長い経験を持っており、企業とのつながりも太い、どちらかと言うとしっかりとした施設（事業所）がそれにあてはまる感じです。

同じ就労系の施設の「就労継続支援A型」といっしょに運営しているところが多いかな、と思います。

求人には、「障がい者の就職のお手伝い」などと書かれていたりします。

ですから、「就労系」とひとくくりで求人されているパターンが多いです。

どんな仕事をするの？

基本的に施設は、障がい者が日中通うところなので、職員も日勤となります。

泊まり勤務などはありません。

施設内で障がい者が作業（例えば、部品の組立や検品など）をおこなうので、それを見ながらサポートしたり、一緒に作業したりします。

軽度の障がい者が多いので、作業も慣れてしまえばみんなスムーズに作業しているので、監督者として見守ることがメインとなります。

作業がしやすいように場所や配置を工夫したり、作業の商品を準備をしたりして、障がい者が作業に取り組みやすい環境をつくってあげます。

経験が増えた職員になると、企業実習ができる受け入れ先を開拓したり、ハローワークなどと連絡をとりあって、障がい者の求職先を探したりします。

そして、施設に通っていた障がい者が見事就職したら、それで終わりではなく、その職場に慣れてきちんと続けられるよう、しばらく障がい者と連絡をとりあったり、相談にのってあげたりします。

転職先としてはどう？

朝から夕方までの勤務ですし、軽度の障がい者をあいてに仕事をするので、転職先としては、未経験者でもやりやすいと思います。

社会福祉士や精神保健福祉士の資格要件や、福祉職の経験を求める場合が多いです。

しかし、未経験者でも、「福祉業界ではたらきたい」「障がい者を支援する仕事につきたい」と、気持ちを伝えることが大事です。

福祉業界、高齢者分野も障がい者分野も、人手不足はしんこくな問題です。

未経験者であっても、簡単に「障がい者福祉」のサイトにざっと目を通して障がい者に対する理解をもち、働きたい強い意志を伝えれば採用されるのも難しくないと思います。

通所の施設は、その日で業務が完結するので、自分の予定も立てやすいです。

また、「障がい者の就労を支援する」っていう、明確な目的があるので、仕事にもやりがいが持てます。

転職先としておすすめできる施設（事業所）であります。

さいごに

「就労移行支援」施設としての求人ではなく、「就労継続支援A型」と合わせての求人が出ているかも。

また、「就労系」としてまとめられ、「障がい者の就職をお手伝いする」という風に求人が出ていることが多いかもしれません。

軽度の障がい者を支援するので、未経験者でも仕事に早く慣れやすいと思います。

もし、「障がい者の就労系」の求人が出ていれば、応募することをおすすめします。

仕事の目標もはっきりしていて、やりがいも十分もてますしね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました！