転職先に考える「福祉職」の仕事を4つに分けてみます
福祉業界への転職を考えるにあたり、いろいろな分野があります。
大きく分類すると、4つの福祉職の仕事に分けることができるので、それらについて、ザックリ説明したいと思います。
私が一番おすすめしていきたいのは、『障がい福祉』の仕事です。
4つの福祉職の仕事について
『障がい福祉』
まずは、私が転職するなかで一番すすめる「障がい福祉」です。
身体・知的・精神・難病など、障がいをもった方々への生活や仕事に対する支援です。
障がい者(児)に対し、その人らしい日常生活を送ることができるよう、住んでいる社会の環境を整えていきます。
また、その人にあった就労先を探したり、雇用にむけた訓練などのサポートを行います。
さらに、障がい者が自立した生活をおくれるよう、その人が抱えている問題や家族の悩みなどの相談を聞き、いろいろな障がい福祉サービスをしょうかいしていきます。
「障がい福祉」での仕事先としては、
生活介護や就労継続支援施設などの通所施設、
自宅や外出支援をおこなう介助ヘルパー
などの仕事がおもになります。
『高齢福祉』
高齢化社会の到来は大きな社会問題であり、多くの求人がある「高齢福祉」です。
毎日のように誰かの介護を必要としたり、その予防のために、65歳以上の高齢者に対してヘルパーなどの介護サービスをおこないます。
自宅での生活が不安な方には、生活の場として施設へ入所したり、自宅で普段の生活をおくりながら、ヘルパーなどの介護サービスを受けたりします。
高齢者である本人はもちろん、家族が抱える不安も大きいので、相談を聞きながら、いろいろな介護サービスを考えていきます。
「高齢者福祉」での仕事先としては、
特別養護老人ホームや有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅などの入所施設、
デイサービスなどの通所施設、
自宅での介護ヘルパー
などの仕事がおもになります。
『児童(子ども)福祉』
少子化社会で大切な分野である、「児童(子ども)福祉」です。
保育所(幼保連携型認定こども園、保育所型認定こども園、保育所)などで、子どもたちがスクスク育つよう、子どもたちやその家庭をサポートします。
子どもたちが、将来自立した大人になれるよう、また家庭において適切な養育が受けられるよう、日々の生活をささえていきます。
また、子育ての悩みなど相談を聞きながら、少しでも育児への不安を軽くできるようにサポートします。
「児童(子ども)福祉」での仕事先としては、
子どもたちを預かり、スクスク育つことを目的にした保育所、
家庭で適切な養育を受けられない子どもたちのための、乳児院や児童養護施設
などの仕事がおもになります。
『生活困窮福祉』
生活保護やその制度では対応できない、「生活困窮福祉」です。
日本国憲法により生活保護法が規定されており、生活保護受給者に対して自立した生活をおくれるようサポートしています。
いろいろな理由で生活保護になった受給者にたいして、医療面や就労面でのサポートをおこないます。
また、生活保護制度では対応できない人に対して、ほかの制度が利用できないか相談にのったり、いっしょに動くことのサポートをおこなっていきます。
「生活困窮福祉」での仕事先としては、
安い料金で宿泊できる簡易宿泊所、
お金のかしつけや金銭管理などをサポートする社会福祉協議会
などの仕事がおもになります。
ザックリ分けただけでも、福祉職の種類は4分野もあります。
次回以降、なぜ私が「障がい福祉」での仕事をすすめるのかを、話していきたいと思います。