なぜ、『障がい福祉』分野への転職をすすめるのか?
前回は、福祉職の仕事を
『障がい福祉』
『高齢福祉』
『児童(子ども)福祉』
『生活困窮福祉』
の、4つに分類しました。
そのなかで、転職するにあたり、『障がい福祉』分野を一番におすすめしたいと思います。
福祉職の仕事の「いま」
現在の日本社会をみると、少子高齢化が激しいスピードで進んでいることが大きな問題となっています。
そう考えると、高齢福祉の介護職や、児童(子ども)福祉の保育士などに、採用が多くなり、求職者側に有利にはたらくと思われます。
実際の転職市場もその傾向であり、居宅ヘルパーなど高齢者を介護する仕事だけをみても、新聞チラシに求人情報があふれています。
街を歩いていても、いたる所に、「介護付き有料老人ホーム」「日帰りデイサービス」などの看板を見ることができます。
なぜ、『障がい福祉』分野への転職をすすめるのか?
では、なぜ『障がい福祉』分野への転職が一番と言えるのか?
それは、障がい福祉分野には、仕事場としての施設や事業所、そして仕事種別がたくさん分かれており、自分に合うところを見つけやすいからです。
仕事で支援することになる障がい者の方の種別をみても、
「身体障がい」
「知的障がい」
「精神障がい」
などの分野に分けられます。
また、職場についても、
「泊まり勤務のある施設系」
「日中勤務がメインの日帰り事業所系」
「障がい者自身の自宅で介助する訪問系」
など ザックリ分けても、たくさんの種別があるのです。
さらに、ステップアップも目指しやすい!
たくさんの種類・職場がある『障がい福祉』分野ではたらくことで、今後、『高齢福祉』分野への転職・ステップアップも可能となります。
障がい福祉の現場も、高齢化が急速にすすんでおり、実際、高齢障がい者を支援しているところが多くなっています。
『障がい福祉』の現場でスキルをつめば、その後、『高齢福祉』の職場へもかわりやすくなりますが、その逆は難しくなります。
であれば、福祉職の初めは、『障がい福祉』分野での仕事をしておく方が、あとあと、「ステップアップしたい」「違う福祉職を目指したい」と思ったとき、うごきやすくなります。
また、同じ障がい福祉分野への転職も、障がい種別が違っていても採用には、さほど問題とされません。
ですから、例えば、「身体障がい者」支援事業所から「知的障がい者」事業所へ、転職される方はたくさんおられます。
まとめ
『障がい福祉』分野での仕事は、
・たくさんの種別、種類の施設や事業所があり、自分に合うところを見つけやすい
・高齢障がい者をあいてに支援することで、高齢福祉分野へのステップアップもしやすくなる
・「障がい福祉」分野から「障がい福祉」分野への転職も、問題なくおこなえる
今後は、いろいろな『障がい福祉』分野の種類の職場があるので、簡単にわかりやすく説明していきたいと思います。